3日の都立中受験から9日の合格発表までの今
このような主題の投稿を書くと
不合格になったときの言い訳や不安な気持ちを
抑えられないからと思われるかもしれません。
確かにそれもあります(笑)。
しかし、このタイミングだからこそ
都立中高一貫校を目指すことに賛成した理由を
あらためて考えなおしたいと思いました。
身に着けてほしい能力は「生きる力」
中学受験に限らず、幼少のころからのしつけであったり
勉強やスポーツに取り組み、さまざまな文化に触れること、
また、ご先祖さまや恩師を敬い、家族や親せき、
友人を大切にすることは、
一言でいうと「生きる力」を身に着けるためのもの。
もう少し深堀りすると、
社会のルールを守りながら力を発揮する勤勉さ、
環境が変わっても臨機応変に適応できる柔軟さ、
試練をむかえたとき粘り強く取り組める根気、
など、
まさに都立中高一貫校の受検を突破すために
必要な要素と近いものだと考えます。
enaで得た学び
都立中を目指すうえで
娘と一緒に選んだ学習塾enaには
とても感謝しています。
新型コロナウィルスの影響で
通塾できなくなったときの対応には不満が募り
しばらくの間、休塾という形を取りましたが
2年間の通塾をとおして、
結果ではなく解答までのプロセスを鍛えてやってほしい
という親の要望に快く応えていただきました。
enaの先生方のおかげで、
6年生の最初の頃に比べて
ノートに残す解答用紙が劇的に良くなりました。
どこでミスをしたかチェックできるために
計算を1行1行丁寧に書くようになったし
文章で説明する問題では、
表現をはしょることなく回答を読む
相手の立場になって書けるようになった。
これらは、社会に出てPDCAを回す基本になりますし
提案や商談するときの最低限のマナーにもなります。
中学受験はゴールではない
あえて言います。
人生において中学受験は通過点でしかありません。
中学受験以上の試練はこの後何度もあります。
受験生にとって
受験結果やどこの中学校に進学するかは、
これまでの人生の割合でいうと非常に大きいものでしょう。
ですが、あえて言います。
中学受験の合格不合格は、通過点における
一つの結果でありゴールではありません。
偉大な功績を残したイチロー選手が
「小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただひとつの道」
とおっしゃっていましたが、
中学受験を経験した小学6年生の子供にとって
小さいことを積み重ねて得られるパワーを
12歳という若さで経験できたということは
今後のための、とんでもない財産になりえます。
スポーツを頑張る小学生も同様です。
合格できた子供にも
残念ながら志望校に合格できなかった子供にも
もちろん自分の娘にも知ってもらいたい。
あのときの経験がなかったら今の自分はなかったと思う
いつの日かそう思えた時こそが、
中学受験で得た経験を人生の価値に昇華できた瞬間といえるのではないでしょうか。
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