先日、一部の都立中において
今年度の生徒募集要項で適性検査Ⅲの
試験時間が変更されたことを書きました。
試験時間が1.5倍になるということは、
大問が一つ増えてもおかしくないくらいの
時間なので、いろんなパターンを想定して
本番に向けて準備しておかないと、
試験が始まってから必要以上に戸惑うことになる可能性があります。
今回、変更の対象になった都立中は
- 両国中(都立両国高等学校付属中学校)
- 白鴎中(都立白鴎高等学校附属中学校)
- 富士中(都立富士高等学校附属中学校)
の3つの学校、
だと思っていましたが、富士中は2021年に45分へ変更済みでした。
よって、富士中の変更内容は、
両国中、白鴎中を受験する生徒にとって
とても参考になると思われます。
まず前提として、どの学校も適性検査Ⅲは
各学校独自作成問題ということから
他校と同じ45分になったので
他校の過去問を使って適性検査に慣れる
というのは個人的には危険なように思います。
理中は、適性検査Ⅲまである都立中で
他校と異なる独自性をもっとも発揮できるのが
適性検査Ⅲだからです。
適性検査Ⅱまである都立中は、
適性検査Ⅰを独自問題にする傾向があるのに対して、
Ⅲまである都立中はⅠ、Ⅱを共同作成にして
適性検査Ⅲで自校への適性をはかっているように思われます。
なので結論としては、
過去問を大問2つのパターンは3つに組み合わせる、
大問3つのパターンは大問1つを10分として
他と組み合わせる、など組み合わせを工夫することで、
45分の過去問をつくり、問題の傾向と時間配分を訓練すると思います。
私が来年受験する子供を持つ親だったら
こんな感じで対策すると思います。
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