この春小学5年生になる次女は
2月から日能研に通って、
2年後の2024年の中学受験を目指しています。
第一志望は姉と同じく都立中になりますが
親としては、地元の公立中学でも良いというスタンスです。
もちろん本人の自己肯定感を考えると
短期的には努力が報われてほしいという
気持ちがあるものの、
子供の人生を長期的な視点で豊かにする
イベントの一つにしてもらいたい気持ちの方が大きいです。
本日のブログでは、抽象的な願いを、
より具体的なものは何なのかという視点で考えてみました。
- 魚をとる方法を知る
- 世界の広さを知る
- 忍耐力
我ながら、全然具体的でないことに驚いてますw
魚をとる方法を知る
魚をとるとき、
やみくもにエサをつけたりモリを投げても
魚をとれないのは必然です。
まず、どんな魚をとるかを設定した後
その魚の性質を考えて、針の大きさや
エサの種類を選定、仮説をもとに場所や
リールのまき方などを試行錯誤して目的達成に近づいていく。
小さな目標を決めて、自分の現状と向き合い
ギャップを埋めていくために
インプットとアウトプットを繰り返していく。
一生使える能力だと思います。
世界の広さを知る
インターネットの普及により、
自分が小学生だったころでは考えられないほど
世界とつながることが容易になっていますが、
同じ目標に向かう同年代の人と
定量的な指標で競争する機会はあまりありません。
自分自身ががんばったときに、
良い結果が得られれば謙虚になり、
逆に、がんばったにも関わらず、
成績が振るわなかったときは、
自分以上の結果を残した人を尊敬して受け入れる。
「自分すごいな」「この人すごいな」
これらの経験が子供の世界を拡げてくれたらうれしい。
忍耐力
中学受験に必要な学力を身に着けるには
かなりの暗記が必要なのは当然で、
初見の問題であっても、自分のもつ情報や知識、
能力を総動員して粘り強く試行する力は、
さらに重要なものになってきます。
もっと根本的な話でいうと、
多くの同級生がゲームなどで遊んでいるときに
勉強することは、人によっては忍耐が必要です。
中学受験本番が近づくころには
親や周りの人間から促される忍耐ではなく、
志望校に合格することによって、
なりたい自分、こうありたい自分に近づけるよう
自発的な忍耐を発動できる動機づけ、
さらに言うと、しんどいことを楽しむことができる
適応力や創意工夫する力も、忍耐によって
身に着けられる部分があるように思います。
まとめ
本日書いた内容は、中学受験をとおして
身に着けてほしい力ではあるものの
小6の3学期の時点で完結するものだとは思っていません。
自分の中で飛躍的に理解が進むタイミングは
人それぞれ、さらに魚をとる方法は日々進化しますし
親である自分もしょっちゅう煩悩に負けてます。
中学受験を目指す勉強、塾での勉強が、
公立小学校での友達との交流とあいまって
自己成長の機会につながることを願うばかりです。
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