都立中受験だけでなく中学受験においても、
一見正しいようで、よく考えるとおかしな数字や
情報があったりします。
それらは考える視点や条件を付けたすと
正しくなる可能性があるものの、
一部が切り取られて都合よく発展したことで
受験生や保護者にとっては気持ちを
惑わせるだけの情報になっているものが散見されます。
たとえばこちら
都立中の適性検査は問題が変わると半分が入れ替わる
根拠不明ですが、実際に適性検査を解くと
一概にありえないとは言い切れない情報ではあります。
この情報から得るべき教訓は、
適性検査はパターン化できない問題が多いので
ある程度運に身を任せるというのではなく
基礎力をきちんと積み上げて、
入れ替わらない側になる努力を継続しましょう、
というのが正しい解釈ではないでしょうか。
次に気になる情報はこちら
中学受験で第一志望に合格する生徒は30%
これは、おそらくどこかの塾などで
受験を終えた生徒から得たアンケート結果
なのでしょうが、前提条件が不足しているので
いろいろな解釈できる数字になってしまっています。
第一志望の定義があいまいなため、
無駄に不安をあおる、または残念だったときに
なんとなく自分を納得させるような情報です。
※それも必要で重要なことだとは思います。
ある中学校を第一志望に決めた時の時期や
生徒の学力と中学校の難易度の差などにより
30%はいくらでも変わる可能性があるからです。
本来は、「都立中を第一志望にしていた生徒が
都立中に進学した割合」とか「A、B、C中学校の
いずれかを第一志望にしていた生徒が
A、B、Cに合格した割合」というふうに定義しないと
中学受験の状況を正しく表現できないと考えます。
中学受験においては、ほかにも「どいうこと?」と
思ってしまう情報が散見されるため、
大切なことは、中学受験の状況をできるかぎり
正しく把握すると同時に、子供の現状と向き合い
目標とのギャップを少しずつでも縮めていく
取り組みを親子で継続することではないでしょうか。
あっ、一番惑わされてはいけない情報は私のブログの内容でした。
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