2022年都立中受験生の子供がいたら春休みをどう過ごすか

ena(エナ)

もし自分に、
2022年に都立中を受験する子供がいたとすれば、
1日の陽性者数を下げきれない中で
緊急事態宣言が解除された今、
春休みとその後を親子でどのように過ごすかを考えてみました。

現状把握と今後の予想

まず、東京都における新規陽性者数の7日移動平均は
3月8日に253人まで減少した後、
徐々に徐々に上昇しており、3月26日時点で
330人になっています。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

コロナ前の日常とはほど遠い中で
長い間我慢を強いられてきた多くの人々が
県をまたいで長距離を移動することにより、
上昇傾向は加速する可能性が高いと考えています。

また、ワクチンの一般接種については様々な情報があり
流動的になりそうですが、
河野担当相のコメントを読むかぎりでは
4月ごろに離島などで一般向け接種が
開始されるかもしれないようなので、
夏休みが始まるころにはある程度自由に動ける状況を考えておく必要があります。

今年のイベントの動向で重要なものは
もちろん東京オリンピックであり、
これが開催された場合とされなかった場合
両方の準備も必要になりそうです。

もう一点、現行のワクチンが変異株に対して
効果があるかどうかも重要なポイントですが、
欧州から得られる現時点の情報では
夏までのワクチン接種では、
感染拡大を抑えられない可能性も充分考えられます。

東京オリンピックがどうなるか

東京オリンピックが開催された場合

東京オリンピックが開催されるということは
コロナの感染拡大を完全にとは言えないまでも
ある程度は制御できたということなので
世の中的にはめでたいことではある一方で、
都立中を目指す受験生にとっては、
世間が華やぎ浮かれた状況と
受験の天王山である夏休みをうまく共存する必要があります。

東京オリンピックが開催されなかった場合

オリンピックを開催できないということは
逆にコロナの感染を制御できなかった
ということなので、夏休み以降も
変異株の脅威に備えながら過ごす準備をしなければなりません。

つまり、オリンピックがどうなったとしても
東京都の受験生が落ち着いて勉強できる環境には
ならない可能性を考えておかなければなりません。

春休みをどう過ごすか

夏休みが集中できる環境でないとすれば
春休み(もしかしたらゴールデンウィーク)は
長期間落ち着いて勉強できる最後のチャンスになります。

となると、簡単なことではありませんが、
夏休みが始まるまでに、いつもの受験生と比べて
1か月程度前倒しで勉強を進めるくらいで
準備してちょうど良いように思います。

特に変異株を抑えられない場合は、
昨年同様秋以降も自由な行動を制限されかねず
都度都度の判断が必要になるので厄介ですね。

2022年の受験生も大変な環境になるかもしれませんが、
日々の勉強を頑張る子供を、都立中受験日当日を見据えて
適切な判断ができるように、あらゆるパターンを想定して
準備できるのは、学校の先生でも塾の先生でもなく
親だけだと思います。

ご覧いただいたみなさんの健闘を祈っております。

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