二月の勝者11巻、キーワードは「待つ」こと

「二月の勝者」ネタバレ注意

4月12日に販売した「二月の勝者」、
レコメンドで追跡されて、いずれ読むだろうと思うと
ついつい購入してしまいました。

基本的には私立中や国立中学を目指す
受験生の話なのですが、今回は都立中学の話も
多く出てきて非常に興味深く読めました。

そして、受験本番約2か月前の11巻全体をとおして、
受験生の保護者に求められる要素として
紹介されていたのが、「待つ」ことでした。

受験本番2か月前ともなると、
いつもはできる「待つ」という姿勢も
簡単なことではなくなりますよね。

特に母親は、子供といる時間が父親よりも
長くなることが多いので、子供の失敗や
気になるところを放っておけなかったり、
良かれと思って先回りして過剰ともとれる対応を
してしまったりするのかもしれません。

11巻では、徐々に近づいてくる受験本番と
現実的な成績と子供の成長を「待つ」ことに
葛藤する母親のエピソードが描かれていました。

そんな我が家も、妻から
「ついつい口出ししてしまう」
というような話をされたことがあります。

子供は受験本番までの時間間隔や
意識が親とは異なるため、
勉強できる時間、するべきと思う時間に
ゲームをしているのを見ると、どうしても気になってしまいます。

そのころ子供に伝えたことは
「疲れたから休む」「気分転換に遊ぶ」ではなく、
「勉強するために遊ぶ」
ということでした。

受験勉強を生活の中心にすることと
ストレスを溜めすぎて勉強の質が
下がらないように、このような伝え方をしました。

マンガに出てくる女の子のような
最難関私立中を目指すの子とは次元が違いますし
直前に爆発的な集中力を発揮するような男子とも
違いますが、長女の受験本番の約2か月前は
「待つ」というよりも「慌てない」という意識、
競馬でいうと「直線の脚を残す」
麻雀でいうと「親番が来るまでは3番手でもOK」
というような感覚だったと思います。

例えが受験にふさわしくないw

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