挑戦する子供を支えるのは当然
先日、小4次女が
「都立中を目指してがんばりたい」
と自分の気持ちを表明してきました。
中学受験は、小学生のとって非常に大変なことは
長女で経験済みでしたので、今日まで何度か
意志の硬さを確認してきましたが、
今のところはどうやら本気みたいです。
基本的に子供が挑戦したいことを
応援するのは当然のことだと思うのですが、
中学受験をせずに公立中学に進学して
高校受験を目指す選択肢も素晴らしい決断だと考えています。
そんな中、中学受験に挑戦する小4次女の決断を、
きちんと正当化するための理由を整理してみました。
厳しい中学受験に挑む正当性とは
高校募集停止の傾向
まず一つ目は、
都立中高一貫校のうちこれまで高校募集を
行ってきた学校が募集停止する傾向にあること。
2021年には富士高校と武蔵高校、
2022年には両国高校と大泉高校が
それぞれ高校募集の停止をおこない、
未定だった残りの白鴎高校についても
先日2023年に高校募集停止が発表されました。
それぞれの学校では、
男女合わせて80人の募集がなされていたため
400名分の高校募集枠が減少したことになります。
これは都内の高校募集人員の約1%であり、
難関都立高に絞った場合、さらに割合が大きくなると思われます。
6年間、同じ仲間で学ぶ方が学習効率が良い
適性検査によって都立中に生徒を受け入れる中、
完全中高一貫校と中学高校併設校を同時に検証したうえで
今回のように全面的な完全中高一貫校への移管は
おそらく現場の声が大きかったのだろうと思います。
高校受験無しで高校生になった生徒と
受験を乗り越えて入学してきた生徒は
仲良くなることは難しくないと思うものの
学習面で調整することは必要なことであり、
生徒にとっては不必要な手間になっていたのかもしれません。
一方で、都立中の先生方は本来の指導だけでなく
進学実績も上げていかなければならないという
有形無形のプレッシャーがあるため、
中学入学と高校入学を調整する時間は避けたいのが本音でしょう。
目標を持つことは必須
中学受験に挑戦する外的理由はいくつかあるものの
たとえ中学受験に挑戦しなかったとしても
何らかの目標をもって努力させるつもりでした。
学習でも習い事でもゲームでも、
1日0.何パーセントの差が1年間続くと
とんでもない差になります。
1日単位だと小さくて意味のないように思えることも
毎日継続して大きな差に気が付いた時、
初めて周りの人から賞賛される状態になるからです。
自分で目標を設定する
最後に、今回の中学受験への挑戦は
小4次女が自分で考えて決断しことが大きい。
親の本音としては、中学受験は大変なので
高校受験へ先延ばしにしてもかまわないと思っていました。
そのことも何度も伝えたうえでの今回の決断、
他人から指示されてやることよりも、
自分で決めて取り組む方が成長スピードが
速いことは自明であり、
長女の時も何度も実感したことでした。
自分の言葉に責任をもって
取り組むことができれば、たとえ勉強でなくてもよい。
そんな中、勉強して中学受験に挑戦することを選んだ次女を全力で応援したい。
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