「わらしべ長者」の本当は深い話

父親の受験関連、雑感

話の流れで家族と「わらしべ長者」の話題になって、

「わらしべ長者って、
自分のものを誰かの物と交換して、どんどんお金持ちになっていく話だよね」

と小2長男が話してました。

一般的には、そのような理解までなのでしょうが、
大昔、ある先生に教えてもらった
「わらしべ長者」の解釈(考え方)を、
ちょうど良いタイミングだったので家族に話しました。

先生に教えてもらった内容は2つあって、

一つ目は、
物々交換はお金持ちになるために
行ったのではなく、
あることに困っている人がいて、
その問題を解決するための物をたまたま自分が持っていて、
それを見返りを求めてあげたのではないということ。

つまり、
「恩贈り」「情けは人の為ならず」のような話であること。

二つ目が、
わらしべ長者の物語は、観音様の
「初めに触れたものを大切にしなさい」
というお告げを聞いてお寺から飛び出したときに、
石につまづいて転んだ拍子につかんだわらしべ(わらのクズ)から始まります。

転ぶ、すなわち失敗することから
主人公が長者になる物語が始まっている
こと。

自分が何かに失敗したり、挫折したり、
うまくいかないとき、この先生の話を思い出します。

失敗したときに見える景色(家族や仲間)
それまでに努力して得た知識や経験こそが
そこから長者(自分的な成功)へ向かうための財産だと思うわけです。

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