都立中の適性検査といわゆる学力の相関

父親の受験関連、雑感

都立中を受験したいと長女が話してきたとき
当初「中学受験はどうかな」という気持ちもありました。

しかしながら、
都立中の適性検査の過去問を調べると
私の思っていた中学受験問題とは全然違っていました。

適性検査を数問解いてみて
一言でいうと、
「おもしろかった」

中学受験の経験もないので、
私立中の問題をたくさん解いたことが
あるわけではないですが、
中学受験というと、
マニアックな暗記問題や習ったことがない
ナントカ算を使わないと解けないような、
そんな先入観がありました。

都立中の適性検査問題は、
そんな先入観を払拭される素晴らしい問題だと感じました。

受験に賛成した理由の一つです。

で、本題なんですが、
都立中受験でぎりぎりで合格させてもらった
長女の入学後の成績は、
いまのところ、真ん中より上でがんばっているみたいです。

このことから思うことは、
都立中を目指す勉強は短期的な結果だけで考えてはいけない。

そう思います。

あの冗長な問題文の中から
重要なセンテンスを根気よく見つけ出す作業、
科目の枠に捉われず知識と解答をつなぎこむ作業、
これらは数年後にジワジワ効いてくるものだと思います。

何が言いたいかというと、
合格を目指す努力はもちろん必要ですが、
適性検査の結果と短期的な学力は、それほど関係がないかもしれない。

ということです。

その関係を統計的に理解できるのは
おそらく都立中の先生だけでしょうが、
長い期間準備して一校しか受験できない仕組みの中で
人生の一つの通過点として受け止める準備も必要なのではと思います。

やる前から不吉なことを考えたくないのは全員同じ、
でも、

「適性検査なんてそんなもの」

くらいの開き直りも必要なのでは、と感じます。

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